指揮者 小澤征爾の死因は心不全。最後の公演は?息子小澤征悦の父への想い。




人物紹介

2024年2月9日、世界的に有名な指揮者である小澤征爾(おざわせいじ)さんが亡くなられたことが報じられました。

ご冥福をお祈りいたします。

本記事では

  • 小澤征爾さんの死因や晩年の様子
  • 現役時の活躍から最後の公演
  • 俳優である息子、小澤征悦(おざわゆきよし)さんの父への思い

などをまとめました。

どうぞ最後までご覧ください。




訃報 小澤征爾さん死去

2024年2月6日、世界的に有名な指揮者である小澤征爾さんがご自宅で逝去されました。

死因は心不全と報道されていますが、生前の小澤征爾さんは度々体調をくずされていました。

2005年には白内障の手術を。

2006年1月には、東京都内の病院で帯状疱疹慢性上顎洞炎角膜炎と診断。

2010年には食道がんと診断され、食道全摘出手術を受けた後、演奏活動に復帰していました。

2011年1月、悪化した腰の手術を受けます。

2015年8月、セイジ・オザワ松本フェスティバルを開催するも、腰椎棘突起および横突起骨折のため降板。

2024年2月6日、東京都内の自宅で心不全のため死去。88歳没。訃報は9日に報じられました。

数々の病に悩まされつつも、その生涯を通じて音楽活動に取り組み、

「世界のオザワと称される偉大な指揮者でした。

経歴と最後の公演

名前小澤征爾(おざわせいじ)
生年月日1935年9月1日
生誕地満洲国 奉天省奉天市
死没2024年2月6日
享年88歳
最終学歴桐朋学園短期大学
職業指揮者
ジャンルクラシック
家族構成妻・長女・長男

小澤征爾さんは中学3年時に、指揮者の齋藤秀雄に弟子入り。

1952年に齊藤氏によって設立された桐朋女子高音楽科(男女共学)へ第1期生として入学し、57年に桐朋学園短大を卒業しました。

1959年に知人の援助を受け渡仏。

スクーターとギターとともに貨物船で単身フランスに渡り、パリにおいても華々しい活躍をされています。

N響事件

1961年、NHK交響楽団(N響)に指揮者として招かれ指揮活動をするも、感情的な軋轢からN響からボイコットを受け、小澤征爾さんはたった一人で指揮台に立つという苦い経験をさせられました

この出来事から日本に見切りをつけ、渡米。

その後、NHK交響楽団とは32年の歳月を経て1995年1月に共演を果たしています。

最後の公演はジョン・ウィリアムズ来日公演

海外に活動の拠点を置いた小澤征爾さんは様々な楽団にてタクトを振り、数多くの賞を受賞されてきました。

しかし寄る年波には勝てず、晩年は病と闘いながらの活動でした。

そして2023年、長野県で行われたジョン・ウィリアムズの来日公演にて、車いすで登壇されたのが最後となりました。

そしてSNS上でもジョン・ウィリアムズへ感謝の気持ちを述べています。

「ジョン、松本まで来てくれて、ありがとう!ずっとSKOを体感してもらいたかった、夢が叶った。ほんとうにうれしかったです。素晴らしかった。Thank you! 」

小澤征爾さんの名言

小澤征爾さんはSNS上でも精力的に投稿をしており、その中には様々な状況下での名言が残されています。

「音楽は、言葉も国も宗教も政治も超えて、人と人の心をつなげることができる。みんなでひとつになれる」

「地球ではコロナの感染症や戦争で、沢山の人々が苦しみ、悲しんでいます。音楽を通して、僕らは同じ星に住む、同じ人間であることを感じて、みんなでひとつになれます」

「音楽の家族みたいなSKOと、音楽をできることー僕にとって言葉にできないぐらい、嬉しいです。そして、僕らの演奏が宇宙へ届けられたー驚きます。」

息子、俳優小澤征悦の父への思い

小澤征爾さんの息子であり、俳優の小澤征悦(おざわゆきよし)さんは自身の父親にどんな想いを抱いていたのでしょうか。

小澤征悦さんは偉大な指揮者である父を持つ心境を聞かれた際に、以下のようにコメントしています。

「息子としてやりづらさはなかった」

「今の事務所にも感謝しているんです。仕事する上では絶対に小澤征爾の名前は使わずに、一役者としてやっていった方がいいと。そういう方針で。俺もそれでお願いしますと。(小澤征爾の息子ということは)事実だから、世間はいろんな見方する人がいると思うんですけど…」

「仕事を始めて10年くらいたった時に握手を求められたんですね。そしたら“小澤さんのお父さんって小澤征爾さんなんですってね。全然知らないで小澤さんの芝居を見ていた”と言われて、頑張ってきて良かったなって。自分を見て分かってくれた人が、後から親父のことを思ってくれた時のことがうれしかった」

(晩年病気の多い父に対し)

「ゆっくりやってますけどね。仕事も自分が一番やりたいことをメインにして、(コロナで)コンサートも含めて、やりたかったこともやれなかったというのもあるんですけど、凄く前向きに自分のできることをやろうとやってます」

ニュースサイトより引用

偉大な父を持ちつつも父と自分は別の人間であり、一人の俳優として頑張ってきたことが伺えるエピソードですね。

また小澤家のセレブエピソードとして

  • 海外からのお客をもてなすために麻布十番の高級焼き肉店に頻繁に通っていた
  • 10歳の時にはスティーブン・スピルバーグと交流し後に手紙も貰った
  • 小澤征爾さんがケネディー・センター名誉賞をもらい家族でホワイトハウスに行き、当時のオバマ大統領とあいさつして握手した

「世界のオザワ一家」ならではの面白エピソードを語られています。

また小澤征悦さんはプライベートでは父・征爾さんの86歳の誕生日である2021年9月1日にNHKの桑子真帆アナウンサーと婚姻届を提出しています。

NHKアナウンサー桑子真帆さん




まとめ

今回は「世界のオザワ」で知られる指揮者、小澤征爾さんについてまとめました。

単身フランスへ渡ったり、世界を股にかけて音楽活動をするなど、非常にエネルギッシュな印象を受けました。

また晩年は多くの病を患いながらもそれでも88歳まで生きながらえ、音楽活動に向き合う生き様はとてもカッコイイですね。

改めてご冥福をお祈り申し上げます。

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